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当社は、組織幹細胞(体性幹細胞)、胚性幹細胞(ES細胞)およびその周辺技術の研究開発を通して、『再生医療に応用可能な、高機能で安全性の高い治療用細胞の提供』を目指した事業展開を行っています。また、これら研究開発において培った技術を応用した商品開発、受託サービスの提供、知的財産(IP)のライセンスなどの事業も併せて実施しています。
- 治療用細胞開発事業
- 再生医療応用用途ヒト膵β細胞の研究開発プロジェクト
世界各国でその克服が大きな課題とされ、我が国でも約1,620万人に及ぶ患者・潜在患者を有するといわれている糖尿病に対する根本的な治療方法の開発に関して、当社は、遺伝子改変を伴わず、幹細胞からインスリンを産生する膵β細胞への分化誘導による治療用ヒト膵β細胞の研究開発を実施しています。また、その過程での、分化細胞マーカーによる、膵β細胞やその上流前駆細胞あるいは幹細胞の分離・精製を行う技術に関しても研究開発を進めています。得られた分離・精製技術を基に、幹細胞から無血清条件にて、高い安全性を有する糖尿病治療用細胞の製造・供給を目指した研究開発を鋭意展開しています。- hMADS細胞の再生医療応用用途研究開発プロジェクト
フランス・ニース大、Cristian Dani博士らのグループにより、動物実験レベルで移植後の免疫寛容が確認されているヒト脂肪組織由来多能性幹細胞(hMADS細胞)のallogenic transplantationでの臨床応用可能な治療用細胞製造技術の開発およびこれら細胞の効果・安全性の確認を実施しています。このhMADS細胞は、脂肪細胞はもとより、骨芽細胞や筋芽細胞などへの分化誘導が確認されており、当社では、このhMADS細胞の樹立・製造技術のライセンス供与を受け、GMPに準拠させた細胞加工施設で臨床応用可能な品質での筋ジストロフィー等の難治性疾患に対する治療用細胞の製造・供給を目指した研究開発に着手しています。- 自家筋芽細胞移植による腹圧性尿失禁治療プロジェクト
腹圧性尿失禁は、笑う、咳、くしゃみ、運動時など腹圧上昇時に、膀胱が収縮しないにもかかわらず尿が漏れ出てしまう疾患です。中でも内因性括約筋不全が原因と考えられる尿失禁に対し、患者の筋組織から単離培養した筋芽細胞を自家移植することで治療することを計画しています。当社では、この治療に用いる筋芽細胞の単離培養・品質管理技術に関し、既にこの技術を用い臨床試験を実施しているフランス・セロゴ社よりライセンス供与を受け、日本での臨床応用に向けた検討を実施しております。
- 商品開発事業
- これまでに、マウスES細胞培養用無血清培地「CultiCell medium for ES cells」、ヒトアルツハイマー病関連遺伝子(APP)を組み込んだ、マウスES細胞を神経細胞に分化させた細胞「AppliCell hAPPsw Neuron」などの開発に成功し、これら商品を販売しております。
- 受託サービス事業
- 当社が保有する種々幹細胞の加工・分化技術を用い、主にはHigh-Throughput Screeningに利用可能な機能性細胞を作製する受託サービスを開始いたしました 。
- IPライセンス事業
- 当社が保有する、または実施権許諾を受けたIPの実施権を他企業に(サブ)ライセンスすることを検討しています。

